当時から大事に持っていたもの・・・だが、
やはり1999年ともなればだいぶ幼かったこともあり、扱いは雑だった
折れはほぼ無いものの、保管状態はそこまでではなく、このような感じに
後ろから見るとこんな感じ
日焼けているし、ホコリもすごい
プラも一部硬化していて脆くなってきている
羽根の付け根パーツ
折れ目がついているが、ここに本来は折れ目はない
つまりプラが硬くなってほんの少しだけ折れが入り、この状態に
ところで、最近エアブラシを購入したので、じゃあ塗装できるやん、綺麗にできるやんと思い立ったので
こいつをリフレッシュさせていく
清掃
とにかくほこりはまず落とさねばなるまい
ということでまずは全分解
トミー版 なのでパーツ数も少ないから手軽
水にさらして筆で掃除していく
掃除後、タオルにあげる
乾いた筆を使って、ドライヤーの送風を当てながら水滴を取り除く
熱風は避けたほうが良いと思う
清掃後のパーツたち
この他にボマーユニットもある
仕上げ補正
さて、トミー版 ゾイド は 現行のゾイドワイルドと違って ランナーからパーツを切り出すものだった
幼い頃に上等なニッパーがあるわけもなく、ちゃんと切ろうとする気持ちもあるわけもなく
「とにかく形にして遊びたい」で 切り出されたパーツがこんな状態になる
このパーツの中央、ランナーの雑な切り出しがついているので、
全パーツ検査してこういうのを切ったり、やすったりしていった
塗装
清掃した状態で組み上げてもそれなりにきれいに組み上がりそうな気はしたが、
やはり日焼けが気になる
綺麗だったグレーのパーツは焼けて黄色く、
鮮やかな青だった羽根は硬化して黒っぽくなってしまっている
ということで塗装する
塗装のコンセプトは「従来の成型色を取り戻す」
羽根の先付近は 銀で塗装したりとか、ミサイルパーツの先端は赤にしたりとかすると
それっぽくなるけども、今回は上述のコンセプトに従って ベタ塗りにする
さて、色はどうするか
トミー版の説明書が見つかったので それを見てみるも、カラーガイドなんてものはない
タカラトミー 現行(2023/10時点) のゾイドワイルド系もカラーガイドは無い
子供向けのセットだからか
色のヒントが得られなかった
じゃあどうするかな、と思ったときに コトブキヤ プテラスの説明書を出してきた
カラーガイドは書いてあったけども、複数の色を組み合わせる前提で書かれていた
調色大変そうだなあ・・・と思ったので、なるべく単色で済ませられる色を探す
最終的に下記のカラーがイメージ通りだった
白パーツ:Mr.カラー C-315 グレーFS16440
ヨドバシ.com – クレオス Creos C-315 Mr.カラー FS16440 グレー [模型用塗料] 通販【全品無料配達】 (yodobashi.com)
青パーツ:Mr.カラー C-5 ブルー
ヨドバシ.com – クレオス Creos Mr.カラー C5 ブルー [模型用塗料] 通販【全品無料配達】 (yodobashi.com)
ボマーユニット:Mr.カラー C-328 ブルーFS15050
ヨドバシ.com – クレオス Creos Mr.カラー C328 飛行機模型用 ブルー FS15050 [模型用塗料] 通販【全品無料配達】 (yodobashi.com)
ということでざっと塗装して干す
モデラーたちがこぞって食器乾燥機を買う理由を感じた
いったん塗装終わって パーツを点検すると 塗装がうまくできていないものがあった
こういうのはシンナーにつけて洗浄することで色が落とせる
ただ、やってみると白化してしまった
色自体は塗装していくので問題ないが、プラにダメージが入っている気がする
洗浄はできて1回ぐらいに留めるべきか
仕上げ塗装
塗料を追加購入とか、塗る量から2日に分けてとか、してやっと塗り終えた
が、まだやることはある
そもそも今回リフレッシュが必要になったのは 太陽光にやられたところが大きい
ということで太陽光から守るべく、以下を仕上げとして塗っていく
使うのは Mr.カラー GX113 スーパークリアーIIIUVカット つや消し
UVカットしてくれるそうなのでこれを採用
中を見てみると結構シャバシャバ?っぽく見えた
それほど希釈は要らなさそう、とは思ったが、後々 1:1 ぐらいで希釈はやはりした
これは塗布前
こういうのはどうしても写真では写りにくい
ツヤがあって光沢感がある
塗布後
特に左側のシリンダーが写真だとわかりやすい
光沢感は無くなり、つや消しできている
これを全パーツに塗布していく
完成
ほこりまみれだし、日焼けしていたが、成型色本来の色味を取り戻した
ほぼ同じアングルでのビフォーアフター
UVカット入りの仕上げ剤を使ったので長持ちもしてくれることでしょう