エアプでいろいろ書くのもあれなので、ちゃんと体験してきた。
オンゲキは「無心にタイミングよくボタンを叩くのが好きな人」で、
「音楽ゲームにいくらつぎ込むのも厭わない人」向け。
つまり、これは浮遊島。コアファンのみをターゲットとした足切り。
操作性:レバーが活きていない
ネームエントリー、選曲。
多くの人がレバーを使えば良いのではと考えていたのではないかというところに、ボタン操作。
ゲームバランス:チュートリアルの難易度が高い
敵弾が3つ飛んでくるところ。
ゲーム慣れしていれば難はないが、普通は「めちゃくちゃ難しい」。(これを難しいと感じない時点で、ゲーム慣れしていると判断できる)
1つではダメだっただろうか。
バグ?:スキップできない場面がある
リザルトなど。L-Menu ボタンを押すとスキップするような画面表示があるが、実際は赤ボタン。
ゲームバランス:チュートリアルの判定がかなり早い
チュウニズムやクロビでもあった「早い曲」もあれば「遅い曲」もある。
チュートリアルはかなり早め。
プレイしてみると、「Los! Los! Los!」は合っていると感じる。「回レ雪月花」はやや早めの印象。
ゲームバランス:最初に選べる曲が少なすぎる
解禁を前提とした構成となっている影響で、最初に選べる曲がかなり少ない。
ツイッターでの宣伝を見てプレイしたい曲があった人は、「なんだ最初から選べないのか」という感想を抱くはず。
ゲームバランス:解禁数と供給数のバランスが合っていない「ジュエル」
GPでブースト可能だが、金で解決する、というように考えてしまう。
構成:Startliner が解禁曲
メインテーマと宣伝しておきながら解禁が必要とはいかがに?
構成:曲を解禁するために全曲プレイしないといけない
「埋め作業」の強要。
用意されている曲が全て好みならば良いが、そうではないことが大半であろう。
私は最初だと2曲しかプレイしたいものがなかった。
ボリューム:1プレイ2曲
1曲は長くなっており、プレイ時間的には3曲と同等と言っても良い。
しかし、数が少ないので体感で少ないと思ってしまう。
操作性:ボタン幅が広い
全押しが大変。誰の手をサンプルにしただろうか。
操作性:ボタンを反応させる
ボタンが大きいため、端を押し込むと反応しないことがある。
今後の方針で懸念する点
・操作が非常に多いがために、下手するとすぐ高難易度になる。いずれの音ゲーも、最初よりどんどん難易度が上がってくる傾向にある。セガにはチュウニズムやmaimaiといった前身があるため、オンゲキはすぐその道を辿ってしまうのではないか。
・「レベルを上げないと倒せないぐらい敵が強くなる」など、音ゲー以外の面を強要するようにならないようバランス調整をしてほしいところ。
・同様に「レア度の高いカードを使わないと勝てない」というのもよろしくない。
コアなプレイヤーはきっと楽しめる。
全ての曲をプレイして、次のフェーズを解禁、更に高難易度へ挑めるのは達成感があるはず。
しかし、私のように「好きな曲だけ」を「好きなようにプレイしたい」層からは確実に嫌われる機種。
実際のプレイ内容はとても面白かっただけに、上記に述べた点が非常に残念だった。
浮遊島への道がちゃんと整備されることを期待したい。