(2024/3/20) [Kenshi] 私が求めていたものと、現実

1800時間プレイできるやらなんやらの謳い文句があったのでプレイしてみたけども、
思っていたものと違うと感じたので記録

ちなみに、個人制作のゲームである
個人でここまでのクオリティを作り上げたことは評価点だと思うが、
ゲームバランスは成ってないと感じた

私が目指したかったもの

3人作って、それぞれ下記を満たしたかった

1. どんな敵も打ち倒す、まさに剣士
2. 「1」に武器を提供する究極の鍛冶屋
3. 悪魔の能力(⇒義手/義足)に手を出した「1」と対の剣士

一人を究極にするのは至難

Kenshi において、キャラクターのパラメータは経験値ではなく熟練度で上昇する
つまり、該当の動作をすることで、関連するパラメータが上がるというもの

で、各パラメータはおそらく「レベル100」まで上がるが、
2~3日かけても 30ぐらいまでしか上がらなかった
レベルのテーブルは高レベルになるほど重くなるはずで、
2~3日かけてこのスピード感なら、100にするのは本当に途方もない

また、Kenshi のゲームシステム的に、必ず多人数が有利になるようになっている
弱くても集団になれば強い敵を倒せる、それは逆も然り

したがって、一人を究極にしても、思っている状況にならない可能性がある
つまり、努力したところで「1のキャラ」の目的は達成できないと考えられる

※じゃあ Kenshi っていうタイトルと、メインビジュアルは何なんだ

武器は鍛冶よりも入手

Kenshi においては武器を鍛冶によって作成できる
が、この上限が自然に入手するアイテム未満までとなる
つまり、いくら鍛えたところで入手するアイテムを超えられない (Ver 1.0.65時点)

ということは、鍛冶を頑張ったところで無意味だし、
無意味ということは死にシステムということでもある

したがって、「2のキャラ」も期待したものにならない

(2024/3/20)
Mod で「Meitou」まで作成可能になる

ということでゲームバランスのお話

個人が10年かけて、というところは称賛したい
10年もかければ途中で飽きて開発は終わっていることも多い
それを完成させてしまうのは相当な信念がないと不可能である

「だから全てを許容せよ」は違うので、
ゲームバランスの悪いところを述べていく

序盤で勝てる相手が存在しない

何事も最初に勝てる相手が存在していて、戦闘に味をしめるところから始まる
そして、いずれは勝てない相手に遭遇して、戦闘の奥深さを知る、というのが理想である

しかし Kenshi は最初に勝てる相手は存在しない
「負けて負けていずれ勝てる」、と書くと熱く感じるが、
そのままゲームシステム的にキャラクターの死亡に繋がる可能性が高い

つまり、キャラクターを失うか強くなるかはギャンブルであり、
運が悪ければ手間暇かけて作ったキャラクターとはおさらばになる

・・・昨今の悪しきゲームバランス(⇒死んだら/ミスしたらすべての進捗を失う) の方向性には
従っているかもしれないが、私はそういうゲームはゲームじゃないと言っている

目的達成のための準備ができない

中盤あたりから、とあるものを入手すべく鍵の解錠が必要となる
解錠するためには、キャラクターのピッキングのレベル が 鍵のレベル – 10 (らしい) 以上 に必要である

このピッキングのレベル、トレーニングで 20 までは上がるが、それ以上は実践以外にない
しかし、実践する機会は 真っ当なプレイをすると全く無い (私のような生真面目なプレイヤーだと)

実践は「盗難」か、「何らかの罪を犯して投獄された檻からの脱出」の二択
どちらもアウトローな道であり、「悪をさばく」プレイをしていると絶対に発生しない

ところで、鍵の解錠が必要となるのは、研究を進める上で必要なアイテムがそこにあるから
なので、真っ当なプレイをしていてもある程度のピッキングのレベルは必要となる

そこで先述の「トレーニングで20までは上がる」が問題となる
要求されるレベルはそれ以上なので、トレーニングで20まで上がったところで意味がない
したがって、このゲームは目的を満たすための準備をするシステムが十分に作られていないといえる

(2024/3/20)
上げる場合、スクインの塔にある檻に自ら入ってピッキングをする
もたついていると勝手に釈放されてしまうので、NPCが最も遠くにいるときに実践する

NPCがプレイヤーを捉えているときに檻から脱獄すると懸賞金がつく
このときは自ら檻に入ってもNPCに釈放されない状態となるので、ピッキングトレーニングがやりやすくなる

最初から懸賞金つきにしたい場合、
夜のスクインで建物に接近すると誤判定で犯罪扱いされる仕様を活用する

拠点作成はデメリット

Kenshi は拠点建築はできる・・・が、作ると勢力が襲撃してくるようになる
これ自体がデメリットのイベントで、クリアすることによるメリットもない

拠点建築については自由度も高くない
多くの機材は、既存の街の家に設置できる

と、拠点を築くメリットがかなり薄い

ちなみに、壁も家もなく、農場だけでも拠点とみなされ襲撃されるが、
人を撤退させて遠くから眺めていれば、襲撃してきた勢力は何もせず帰っていく
・・・それもどうなんだ

本当に1800時間もプレイできるゲームなのか?

本当に1800時間もプレイできるゲームなのか?というのが感想
これなら工業系ゲームのほうがまだやり込める

もうちょっと調整をしてほしい、というところで Kenshi 2 が制作中らしいので、
もし Kenshi にもう少し期待をするなら、2の様子を見るのはありかもしれない

ちなみに、Mod について

これらの不満点は Mod で解消できる可能性がある
・・・が、バニラから要素を大きく変えて攻略したと言えるかどうかは、その人のポリシー次第

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Share via
Copy link