[Stationeers] このゲームは「お金をとっているフリーゲーム」と言うお話

25時間プレイしてみた感想

見つけたバグ

開発期間 4年 、を頭に置いて見てほしい
・設定で言語を変更すると、言語ファイルを正しくロードしない
 ⇒配信で見た現象、元言語であるEnglish であっても発生する
・Furnace に鉄インゴットを投げ込んだ後、解体すると鉄が返ってこない
 ⇒仕様とも思えるけども、同時に投げ込んだ石炭が返ってきたので、不具合説
・チュートリアルのフェーズ完了トリガーが一部正常に機能していない
 ⇒チュートリアルが完遂できない状況となる
 ⇒また、一部導線が無いので、何をしたら良いかわからなくなる (Basic Concept の「水を飲む動作」など)

ゲームの目的

ゲームとしては特に設定されていない
プレイヤーが生命を維持するための要素がいくつかあるので、
それを確保することがまず目的となる
・・・が、これが Minecraft など一般的なサンドボックス系ゲームに比べて非常に手間がかかる
25時間プレイしても、下記要素の「電力確保」「水確保」までしかできなかった
生命維持に必要なもの
・電力 (Suit のバッテリー供給)
・水
・食料
・酸素
※Filter(Carbon Oxcide) も必要だが、これは早々にクラフトで入手できるようになるので除外

電力確保

※ここからは、まず最低限の設備だけについて解説
ソーラーキットと、パワーコントロールユニットを接続するだけで完了する

水確保

結構手間がかかる
・Ice Crusher
・Liquid Pipe (Pipe Bender が必要)
・Water Bottle Filler (Pipe Bender が必要だったはず)
Autolache は初期で支給されているが、Pipe Bender は無いので、
まずPipe Bender を用意するところから始める
上記3点を接続して、天然資源である Ice(Water) をIce Crusher に投げ込むと水の確保が完了する

食料確保、酸素確保

これが大変、私はできてない
下記工程の通り、酸素は同時に得られる
1. 密室空間を作る
 ⇒ 当然出入りの際に空気が抜けてしまうので、Air Lock 機構の構築が必要
2. 密室空間を CO2 で満たす
 ⇒ Waste Canister を開けるだけで良い
   Furnace などでもCO2は得られるが、「温度を下げる」工程が必要となり大変手間
3. 密室空間に Grow Light と Portable Hydroponics を置く
 ⇒ 天井をガラスにして太陽光でも良いが、Grow Light のほうが恐らく良い
4. Portable Hydroponics にLiquid Canister を投入
5. Plant に Seed を植える
 ⇒成功するかどうか試験するために、1点ずつにすること
これでひとまず植物は育つはず(未検証)だが、ここで問題になるのは植物はCO2を消耗してO2を生産するということ
稼働条件にCO2が必要なのにそれが失われるので、これに更に考慮を入れる必要がある
6. 密室にActive Vent を設置
7. Filtazation を使って O2とCO2を分ける
8. 密室にPassive Vent を設置し、CO2を返す

このゲームの悪いところ

表題にある通り、開発の仕方がフリーゲームのそれ
「俺達はやりたい要素を実装しているだけ」で、「ユーザがやりやすいようにするにはどうするか」というサービスが欠損している
下記例の通り、ゲーム化にあたってはある程度の省略を図って、プレイのしやすさの向上を図る
「他に様々な使い方がある」とかであれば下記のようなシステムで良いのだが、
ことソーラーについては「これが必須」であり、わざわざ切り出す必要性もない

例:ソーラー

初期支給されているものではない、発展した、角度をつけられるソーラーがある
太陽光の照射には角度がついており、平置きだと効率が悪い
そこで角度をつけて太陽光に向けるのだが、惑星の時点によって太陽光の角度は時間によって変動する
ソーラーはデータ入力に対応しており、角度を変更させることができる
すなわち、角度調整するためのシステムをわざわざ構築する必要がある
他ゲームではどうかというと、Dyson Sphere Program では ソーラーはこの動作を自動的に行う
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別の例でいえばゲームスタート時の状況もある
プレイヤーには生命維持のためにいくつかの要素が必要であるのは上記の通り
初心者はゲームを始めたとき、理解している量は少ないので少ない要素からスタートする
Satisfactory、Factorio のように、研究をすすめる(⇒並行してプレイヤースキルも上がる)ことでできることを増やす形で、プレイヤーが受け入れやすいようレベル設計を行うべき
しかし、このゲームは「最初からやらなければならないことが非常に多い」上、
「それぞれの要素の難易度が高すぎる」ため、初心者は恐らくこうなるだろう
1. 色んなアイテムあるなあ
2. 何すればわからんからもういいかな
即ち、ゲームの始めやすさをもっと考慮すべき
「チュートリアル実装しとけばええやろ」的な発想ではまだ足りない
案としては「初期拠点を用意する」こと
プレイヤーはゲームを始めたとき、生命維持はすでに可能な状況である
このことで、プレイヤーは「発展」から始められる
採掘し、精錬し、クラフト、新規アイテムを置いて、新たな要素を始める、拡張する、といった流れが組める
上級者向けには現システムで良いと思う

開発状況について

Steam のニュースだけではなんともわからないけども、
「大型アップデート」だけで、パッチノートが一切ない
これが掲題の印象を促進している
Dyson Sphere Program、Factorio などは私は高く評価しているが、その一つにこまめなバグ修正もある
「やりたいことだけやって、やりたくないことは放っておく」スタンスは如何ともし難い


多分、Oxigen Not Included のように「要素が増えすぎて開発者ですら認識できないほど様々な現象が起こるゲーム」を受け入れられる人なら
このゲームは受け入れられると思う
工業系が好きだからの理由でこれを始めようとすると、数々の理不尽にストレスを感じるだけだと思う

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