タイトルが昨今のラノベっぽいな
対象はVMware Workstation Player 16 においての Windows Me の仮想マシンである
Hyper-V や Virtual Box とかだとどうなるんだろう
努力1:16-bit Color を有効にする
svga.spoof16bppHost = "TRUE"
vmx にこれを追記するとディスプレイの有効色のうち 32bitが使えなくなる代わりに 16bitが有効になる
標準で導入すると True Color (32bit) でディスプレイが有効になる
というか昨今のPCは普通これ、スマホですらこれ、というかこれ以外はもう無い
しかし昔は High color (16bit) ですら羨ましがられる環境だった
普通は256色、または16色という環境
こういう情勢なので、ウルトラでスーパーなゲームはものっそい色を要求しているんだぞというエラーチェックをするために
16-bit が使えるかどうかをチェックするゲームやアプリが存在する
16-bit 以上ではなく、16-bit と固定で要求するので、32-bit が使えようがダメなのである
動作を確認したゲーム
XeNN Network “Battle Beat” ( パッケージゲーム、公式サイト現存せず)
起動打者サンカンオー (機動打者サンカンオー[フリーゲーム夢現] (freegame-mugen.jp))
亜々王 ( KAPOLAB | Just another amature game creator’s site )
努力2:拡大鏡で頑張って見る
一部アプリの解像度は 640×480 でフルスクリーンという、現代ではものすごい小さな解像度で起動する
VMware 上でこれで起動すると、ウィンドウサイズがとにかく小さい
これを大きめに見るならば、Windows 10 標準で存在する拡大鏡が便利
・・・今は 1920×1080 という素晴らしい解像度だが、
当時は 640×480 ですらスーパーすごい、1024×768 で動くPCはスーパーコンピューター
・・・ぐらいの感じ
それでもダメな要素がある:MMX アーキテクチャがサポートされない
で、そんないろんなことがまだまだスーパーだった時代に「MMX」という命令セットがある
まあなんか、「すごいCPUが賢い言葉を喋っている」というそんなイメージ
それを使うアプリも多数存在する
で、VMware はその「賢い言葉」を解釈するための仮想環境を用意できない
技術的に言えば、VMware Workstation Player においてのCPUではMMXはエミュレーションされない
他仮想PCだとどうだろう
これが理由でダメだったもの
Madonion.com (現:3dmark.com) : 3Dmark2000 ( 記事:窓の杜 – 3Dベンチマークソフト「3DMark2000」がリリース (impress.co.jp) )
VMware Workstation Player が仮想マシンに3Dアクセラレーションを提供しない
これはなんでなんだ
様々なゲームは恐らくこれのせいでパフォーマンスがかなり落ちる
先述の Battlebeat も 60fps 出ない
結論:昔のゲームをプレイしたくば当時機を入手しろ
ゲーム機と同じということだ
買えるか無理じゃボケ見つけるの大変じゃアホ
・・・ということなので、当時のPCを今も手元に保管している人は大事に保管したり運用を